探す Creator
日本人の生活にひそむにぼしは、
美味しい料理の出汁となり大量に消費され、
その姿かたちは表に出ることなく消えていきます。
一方、インターネット上では、あらゆる画像、映像、テキストが大量に消費され消えていきます。
このインターネットでにぼしを
コンテンツとして大量に消費させる試みが@niboshismの始まりです。
一つひとつを並べて眺めてみれば、
どことなく可愛らしさを感じ、
よく見ると形、模様、表情がすべて異なることに気づきます。
人間のような個性や感情、あるいはあるはずのないストーリーさえも見えてきます。
現実は海で捕られ、煮られ、干された、鰯の亡骸であるにもかかわらず。
コンテンツを消費し続けた先に残るものは何か、
これは滲み出る隠された旨味であり、
そこに私がにぼしの写真を撮り、SNSで日々公開し続ける理由があります。